先日からの大雨で堤防決壊など多くの被害が出ております。
被災された方には、早期の復興を、
亡くなられた方には心からのご冥福をお祈りしております。
ここで火災保険のお話をさせていただきます。
今回起きた洪水は、火災保険の補償でいうと水災に分類されます。
水災補償とは、台風、暴風雨、豪雨などが原因の洪水や高潮、土砂崩れ 等によって建物が床上浸水または地盤面から45cmを超える浸水被害を受けた場合に補償を受けることができます。
建物、家財それぞれに水災補償を付けることは可能となっております。
最近の火災保険では、水災補償を外せるものも多くなっており、
それにより保険料を大きく抑えることが可能となっております。
ただ一生懸命働いて、住宅ローンを組み、長年にわたって返済していかなければならない方は、安易に水災補償を外すことはお勧めできません。
建物がないのにローンを返済していくほど悲しいものはないですよね。
企業にとっても同様であり、製造業であれば、建物や機械の被害だけではなく、被災した期間は収益も上げることが出来ません。
社長だけではなく、従業員・取引先など多くの方に影響が出てしまう可能性もあります。
水災補償はつけたいけど、保険料は抑えたい。。
そういった時に参考にしたいのが、
国土交通省のハザードマップポータルサイトです。
(クリックするとハザードマップへ移動します)
こちらで全国の洪水危険地域をある程度確認することが可能です。
今回の災害においても、ハザードマップ調べてみますと洪水で浸水した場合に、2.0m以上の水深が想定される場所が多かったように思われます。
ただ何事においてもそうですが、リスクを想定していても100%事故・災害を未然に防ぐことは不可能です。
ハザードマップにも想定外はあります。
ただ一般的に被災の可能性が小さくなる、として考えた方がよいと思われます。
それよりも、万が一の際の避難場所や必要な所持品の確認など
起きてしまった後にどう行動すればよいのか、を常に考えておきましょう。
以前の記事より
台風による損害!!!火災保険 損害は『水災』or『風災』?
西田
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