『攻める』ための事業保険について私の考えを記載いたします。
安定期においては、事業の社会的認知も浸透し、
売上や利益なども、大きく伸びはしないが、
高い位置で安定しており、キャッシュにも余裕がある状態を想定されます。
成長期から継続して、安定期にもリスクマップの作成が不可欠ですが、
この時期には、安定した事業をより確立させるために、
自社や競合などを客観的に分析する必要があります。、
この時、外部の専門家を含めて行うと,より安心できるものとなるでしょう。
分析例・・・
自社の強み・弱みなどの分析(SWOT分析)
自社・顧客・競合の分析、(3C分析・4P分析など)
政治・経済・社会・技術の分析(PEST分析) etc
こういった分析を行った上、
新分野への進出も検討する必要性も出てくるかもしれません。
現事業の深耕策に加えて、自社の強みを生かして、他業種でも使える技術があるかもしれません。
より効率を良くするためなどにM&Aなどを検討しても良いと思われます。
新事業へ、展開するには、リスクはつきものです。
今まで、積み上げてきた信用を維持しつつ、
新しい事業に対しての未知のリスクに対応するため、事業保険が活用できると思われます。
また、設備など投資資金の確保のために、事業保険を利用し、資金を確保する方法も考えられます。
商品力のある保険会社・経験のある代理店を、うまく活用し、『攻める』ために事業保険を活用いたしましょう。
今ある事業に関しても、事業リスクは日々めまぐるしく変わってきているので、
既存の事業保険に関しても、毎年、内容などの見直しをしっかり行う必要があります。
PDCAを繰り返し行い、有事に備えてリスクマネジメントを行いましょう。
また、人材育成も必要となります。
組織が大きくなると必ず、人の問題が発生します。
成長期とは異なり、安定期には、仕事において、従業員の挑戦をするチャンスが少なくなります。
挑戦する機会を失うと、企業としても活力も低下します。
社内ベンチャー制度や教育・育成制度の確立など、従業員が積極的にチャレンジできる環境を作り、
社内を活性化させる必要があります。
新経営陣への世代交代も検討しておく必要があります。
企業の寿命は30年といわれております。
企業の生き残る条件として、「変化に対応できる企業」と言われております。
30年たつと市場は大きく変化します。
高齢になり、柔軟に対応できなくなった企業家だけで、会社を回していると
衰退の一因となります。
次世代を担う新経営チームを作り上げ、経営を引き継ぐ準備を必要となると思われます。
現在付き合いのある保険会社・保険代理店も、同じように変化に対応できないようになってくるようであれば、
『付き合い』ではなく、『攻める』ために変更する判断も、必要かと思われます。
(損害保険トータルプランナー 西田)
企業のリスクマネジメント・
事業(企業)保険・福利厚生に関するお問い合わせは
(株)セーフティゲート 076-220-6557
または info@safetygate.jp まで。
ホームページ、リニューアルしました。