D&O保険に関する
株主からの損害賠償請求(株主代表訴訟)の事例です。

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0763105年間にわたり在庫を動かさずにグルグル回し取引(架空循環取引の一種)を繰り返したことで損害が膨らんだ子会社に対し、親会社であるH社は十分な調査もせず19億円の支援をしました。
そのうち15億5千万円が債権放棄され、
また新たに貸付した3億3千円も回収不能となりました。


その結果、H社の株主からはH社の取締役3名に対して
グルグル回し取引に対する監視義務違反のほか、
安易な債権放棄や新規貸し付けを行ったことは善管注意義務違反であるとして、
子会社への不正融資等で回収不能となった18億8千万円をH社の被った損害として株主代表訴が提起されました


最終結審まで約10年も裁判をし、
最高裁判所は、監視義務違反及び子会社責務についての連帯保証や子会社に対する資金貸付を行ったことについて善管注意義務違反を認め請求額全額を認容しました。



saibanchou裁判の長期化は、費用の高額化や役員が経営に専念することの障害につながります。




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