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2014年09月

★『役員』なのに労災???★

【時事ニュース・新聞】より

先日、東京新聞や日経新聞の記事に載っていました。(下記参照)

2011年6月に自殺した男性(54)、元専務が、パワハラ過労によるうつ病により、
労災認定されたとのことです。

通常、役員であれば、労災の対象にならないと思われますよね。[特別加入を除く]

今回は、「名ばかり専務」であり、下記にもある通り、「専務の肩書があっても、社長の指揮で事務作業する労働者と認められた」とあります。

労働者の定義を調べてみたところ・・・労働基準法第9条では「職業の種類を問わず、
事業又は事務所に使用される者で、賃金を支払われる者」と定義される。

そして、使用者の指揮命令を受けて労働力を提供し、その労働の対価として賃金を支払われる者は、
本条でいう「労働者」に当てはまる。契約の形や名称にかかわらず、
実態としての雇用契約(民法第623条)が締結されていると認められるかどうかが基準となる、とも。

要するに実態は、指揮命令下にあったため、労災は適用されたということです。

うつ病発症前には、自殺前の半年間に、月100時間を超える残業が3回あったとされており、

過重労働にあたると思われ、会社責任が明確になると、慰謝料や逸失利益なども発生すると思われます。

考え方を改める必要のある経営者の方も、いらっしゃるのではないでしょうか。

株式会社 セーフティゲート 西田

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▼参照記事▼
パワハラ自殺 労災認定 「名ばかり専務」過労でうつ病・・・東京新聞2014年9月6日夕刊

神奈川県大和市の物流業「アズマインターナショナル」(春日孝夫社長)の元専務で二〇一一年六月に自殺した男性=当時(54)=について、厚木労働基準監督署が、パワハラや過労によるうつ病が原因として労災認定したことが五日、分かった。遺族側代理人の川合きり恵弁護士が明らかにした。認定は八月二十八日付。

 春日社長は取材に「パワハラや長時間労働があったとは考えておらず、認定は非常に残念」としている。

 川合弁護士によると、男性は〇九年に専務になったが、実態は社長の指示に従って事務作業を行うなど「名ばかり専務」だったといい、一一年六月七日に自殺。会社駐車場に止めた車内で死亡しているのが見つかった。

 川合弁護士は同僚らへの聞き取りなどの結果として、「一一年五月に部下の不正経理問題があり、男性は社長からメールで『ばか』『アホ』とののしられた。亡くなる三日前には自殺を図ったことを社長に伝え、その際、包丁を突きつけられ『死ね』などと言われていた」と主張。これに対し春日社長は「『死ね』と包丁を突きつけたのではなく、『死ぬなら先に私を殺せ』と包丁を机に置いただけだ」と反論している。

 一方、男性の手帳からは、自殺前の半年間に月百時間を超える残業が三回あったことが判明。月二回ほどは会社駐車場の車の中で未明に仮眠を取る状況が続いていた。

 厚木労基署は、一一年五月下旬にうつ病を発症したと認定。川合弁護士は「専務の肩書があっても、社長の指揮で事務作業する労働者と認められた」としている。昨年四月に労災申請した妻は弁護士を通じ「上司のパワハラによって亡くなる方が二度と出ないよう広く訴えかけたい」とのコメントを出した。



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『妊娠したら解雇なんて・・・』 マタニティハラスメント(マタハラ)とは?

 少子化対策の 提案・議論が活発化している中、
 

妊娠・出産後も仕事を続けることを望む女性が多くいる

にも関わらず、
働く女性が安心して産休・育休を取り、


その後仕事に復帰できる環境は整っていないようです。


 

「マタニティハラスメント(マタハラ)」とは、
 

妊娠・出産したことが業務上支障をきたす

という理由で解雇・雇止めをされるなど、
 

働く女性が妊娠・出産にあたって職場で受ける

精神的・肉体的な嫌がらせです。
 

 

働く女性にとって悩みとなる

「セクハラ」

「パワハラ」

に並ぶ3大ハラスメントの1つです。
 

 

昨年インターネットで実施された

「マタニティハラスメントに関する意識調査」

の結果を見ると、言葉も意味も知らない人は79.5%と、

マタハラの認知度はとても低いようです。
 


しかし一方で、4人に1人が

 「マタハラに該当する被害を受けたことがある」

と答えており、

 

 「妊娠したら解雇された」
 

 「会社に育児休暇の規定はないと言われた」
 

 「妊娠中に残業や重労働をさせられた」

 

といった被害にあっている女性労働者自身でさえも、

「マタハラを受けている」という認識が低いことがわかりました。
 

 

女性が働きながら妊娠・出産するには、

心身ともに大きな負荷がかかります。
 

そのため事業主には、勤務時間の変更や産婦健診を受診するための

時間の確保、
休憩時間の導入や時間の拡大など、


母子の健康を守るためのさまざまな措置を講ずる義務があります。

 

これらは男女雇用機会均等法、労働基準法などの法律で

規定されています。

 

しかし、業務の軽減や体調不良による休暇などにより、

周囲の方の負担が増えることも事実です。

 

それを当然の権利として、受け止めるのではなく、

感謝の気持ちを持って、自分がしてもらったら他の人にしてあげる

それは、妊娠・出産のみならず、

傷病による体調不良や介護等による休暇の取得などでも同様です。

重要なことは、職場のみんなが関心をもって、
 


当事者の立場になって考えること
、そして

当事者は周囲への感謝の気持ちを忘れないことだと思います。

 

労働者はもちろん、

事業主、人事管理部門、管理職、労働組合が1つになって、

妊娠・出産、子育てをしながらも生き生きと安心して

働くことができる職場環境づくりに取り組んでいく、

そのためには普段からしっかりと意思の疎通が図れる、

雰囲気の良い職場であることが大切です。

◆◆ 労災2割増 △△ 人手不足が影響か・・・ ◆◆

■□■ 労災死2割増△△ 人手不足が影響か… ■□■

【時事ニュース・新聞より】
8月5日、厚生労働省は2014年上半期(1~6月)の労働災害による死亡者数を発表しました。前年同期に比べ死亡者が19.4%増(71人増)の437人となった事がわかりました。

原因として考えられるのが、人手不足による不十分な安全管理や経験の浅い労働者の増加などが死亡者急増の要因と考えられる。...

業種別で見ると、

建設業が、
28.2%の大幅増(35人増)159人となり、屋根や足場などからの「墜落・転落」、建設機械などによる「はさまれ・巻き込まれ」が多く、人手不足による熟練労働者の需給がひっ迫し、安全管理がおろそかになっている懸念がある。

製造業は、
12.3%増(9人増)82人となり、「はさまれ・巻き込まれ」が増加し、経験年数1年未満の労働災害が増加している。

陸上貨物運送業では、
61.8%の激増(21人増)55人となり、荷積みや荷卸し時の「墜落」が目立ったほか、2月の大雪による交通事故も多かった。

これらより、昨年より仕事量が増えているにも関わらず、人材不足により、労働者の負担が大きくなっているほか、技術指導や安全教育が行き届いていない若者などが現場に投入されていると考えられ、早急な対策が必要と思われる。          

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リスクマネジメントのセミナー・コンサルティング、労災総合保険等のご相談は(株)セーフティゲート076-220-6557またはinfo@safetygate.jpへご連絡ください。                                     西田

ご存知ですか?「新型うつ」②


最近増えているという
「新型うつ」

その特は、

本人にとって都合の悪いことに対面すると

気分が沈み込んだ状態が続くものの、

よいことや楽しい出来事があると

それまでの不調がウソのようにたちまち元気になる。


また、

(1)自らうつであることを主張する

(2)他者非難、他責傾向が強い

(3)職場復帰を極力後回しにする

といった傾向があるようです。



そんな姿を見て、

「ただのわがままではないのか」

「病気ではないのではないか」

というように周囲が感じるケースも少なくありませんが、

本人は決して嘘を言っているわけではないのです。

写真: ▽▼▽ ご存知ですか?「新型うつ」② △▲△

最近増えているという「新型うつ」。

その特徴は、
本人にとって都合の悪いことに対面すると
気分が沈み込んだ状態が続くものの、
よいことや楽しい出来事があると
それまでの不調がウソのようにたちまち元気になる。

また、
(1)自らうつであることを主張する
(2)他者非難、他責傾向が強い
(3)職場復帰を極力後回しにする
といった傾向があるようです。

そんな姿を見て、

「ただのわがままではないのか」
「病気ではないのではないか」

というように周囲が感じるケースも少なくありませんが、
本人は決して嘘を言っているわけではないのです。

もし部下に新型うつの傾向が見られる人が出たら、
どのように対応すればよいのでしょうか。

諸説ありますが、その一例をご案内します。

まず部下の話に先入観を持たず、
本人の言い分に耳を傾け、
理解するよう努めてください。

ただし、状況は理解できても特別扱いする必要はありません。
なぜなら、特別扱いすることで、他の社員のモチベーションを下げる危険性があるからです。

また、ルールに対しての理解力は高いことが多いので
「無断欠勤がこれだけ続けば退職」など、
成長を支援する態度で臨みつつ、就業規則など決められたルールの順守を求めることです。

これからは、ストレスに弱い若手社員を 職場の戦力に育て上げていくことが、現代の上司に求められる新たな能力なのかもしれません。<img width=

もし部下に新型うつの傾向が見られる人が出たら、

どのように対応すればよいのでしょうか。


諸説ありますが、その一例をご案内します。

まず部下の話に先入観を持たず、

本人の言い分に耳を傾け、

理解するよう努めてください。


ただし状況は理解できても特別扱いする必要はありません。


なぜなら、特別扱いすることで、

他の社員のモチベーションを下げる危険性があるからです。



また、ルールに対しての理解力は高いことが多いので

「無断欠勤がこれだけ続けば退職」など、

成長を支援する態度で臨みつつ、

就業規則など決められたルールの順守を求めることです。


これからは、ストレスに弱い若手社員を

職場の戦力に育て上げていくことが、

現代の上司に求められる新たな能力なのかもしれません。


 

ご存知ですか?「新型うつ」①

「会社では憂うつな気分が抜けず、体が重い。

 にもかかわらず、病気休暇をとると

 海外旅行や合コンに積極的に出かける」



企業で働く20代~30代の若手社員の中に、

「新型うつ」と呼ばれる心の病が流行っています。


「新型うつ」とは、いったいどんな病気なのでしょうか。


この若年層の不調者は、今までの不調者と比べると

そこまで病態が深刻ではないように見えることがあります。


なぜならうつ病は、原因もなくいつ何時でも

深い憂鬱感が湧いてきますが、


「新型うつ」は、本人にとって都合の悪いことに対面すると

気分が沈み込んだ状態が続くものの

よいことや楽しい出来事があると

それまでの不調がウソのようにたちまち元気になるからです。


わかりやすく言ってしまえば、

「仕事中にだけうつになり、会社の外では元気」

というのが新型うつ。

しかし症状は決して嘘を言っているわけではなく、

どうしていいのかわからない、本人は本当に苦しいのです。


「新型うつ」の治療法については、

定まっておらず諸説があるようです。


もし自分は新型うつ病かも、と思った方は、

日常的な対策をしてみてはいかがでしょうか。


仕事や家事をいつも通りこなす、

だらだら食いや欠食をやめる、

お日様の光を浴びるなど

乱れた生活リズムを立て直すことは役に立つようです。


次回は、部下に新型うつの傾向が見られる人が出たら、

どのように対応すればよいのか、

その一例を案内したいと思います。


 
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