最近増えているという「新型うつ」。
その特徴は、
本人にとって都合の悪いことに対面すると
気分が沈み込んだ状態が続くものの、
よいことや楽しい出来事があると
それまでの不調がウソのようにたちまち元気になる。
また、
(1)自らうつであることを主張する
(2)他者非難、他責傾向が強い
(3)職場復帰を極力後回しにする
といった傾向があるようです。
そんな姿を見て、
「ただのわがままではないのか」
「病気ではないのではないか」
というように周囲が感じるケースも少なくありませんが、
本人は決して嘘を言っているわけではないのです。
もし部下に新型うつの傾向が見られる人が出たら、
どのように対応すればよいのでしょうか。
諸説ありますが、その一例をご案内します。
まず部下の話に先入観を持たず、
本人の言い分に耳を傾け、
理解するよう努めてください。
ただし状況は理解できても特別扱いする必要はありません。
なぜなら、特別扱いすることで、
他の社員のモチベーションを下げる危険性があるからです。
また、ルールに対しての理解力は高いことが多いので
「無断欠勤がこれだけ続けば退職」など、
成長を支援する態度で臨みつつ、
就業規則など決められたルールの順守を求めることです。
これからは、ストレスに弱い若手社員を
職場の戦力に育て上げていくことが、
現代の上司に求められる新たな能力なのかもしれません。