今回は、情動焦点型コーピングと運動について解説します。
◆情動焦点型コーピングと運動
ストレス反応には、
「情動的な興奮」と「身体的な興奮」があります。
これを放置してしまうと、
・情緒不安定
・慢性の高血圧
・血栓
・筋肉の痛み
・免疫力の低下
などが生じやすくなります。
これらは様々な疾患に
かかりやすくなることにもつながります。
「情動的な興奮」に対してと、
「身体的な興奮」に対してでは、
コーピングがそれぞれ次のように異なります。
◇情動的興奮:
怒り、不安、焦りなどの感情が発生
→ 感情の興奮を低減させる
「情動焦点型コーピング」が適している
[例]
・漸進的筋弛緩法などのリラクセーション
(「【セルフケア】 ストレスを軽減する方法②~リラクセーション~」参照)
・アロマテラピー
・愚痴を言う
上記のような気晴らしをしたり、
問題から少し離れるなどの
回避行動をとったりするのもコーピングです。
◇身体的興奮:
筋肉の緊張、心拍の増加、血圧上昇
→ 身体的興奮を低減させる
「運動(身体活動)」を行うとよい
普段より10%多い心拍数に至るように、
以下のような運動
[例]
・ウォーキング
・ジョギング
・水泳
・サイクリング
・エアロビクス
を無理のない時間行うと、
ストレス物質の消費に効果があります。
このようにストレスによる
「情動的な興奮」と「身体的な興奮」には、
情動焦点型コーピングと運動が有効になります。
自分自身のストレスは、どの種類なのか、
客観的に判断して、このように取り組むことも
ストレス緩和には、有効と思われます。
企業の福利厚生サービスを考えても、
スポーツジムだけなど一つではなく、
状況に応じて、アロマ・エステなど、
様々なものがあった方が生産性向上・
メンタルヘルス対策にも有効にと思われます。
企業の福利厚生サービス・
メンタルヘルス対策に関するお問い合わせは
(株)セーフティゲート 076-220-6557
または info@safetygate.jp まで。
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