近年、メンタルヘルスの不調に悩む
人が増えています。
労災請求・認定においても精神障害等に係る
請求・認定件数が増加しています。
以前の記事でも触れましたが、
2016年に精神疾患を発症し、
労災認定を受けた人は498人。
これは過去最多を更新する件数でした。
非常に重要な課題と言えるでしょう。
しかし、その理解はまだまだ十分とはいえず、
様々な誤解や偏見が存在します。
メンタルヘルス対策を進めるには、
心の健康問題に対する
これらの誤解を解くことが大切です。
メンタルヘルスのよくある誤解について、
2回に分けてご紹介します。
よくある誤解その①
【メンタルヘルス不調は「心の弱い人」
「気合の足りない人」の問題である?】
これは心の健康問題において
とても多い誤解です。
メンタルヘルス不調は、
誰もなる可能性があります。
個人の要因によって
軽度のストレスで起こる人もいれば、
環境が影響し強いストレス状況下で
起こる人もいます。
「脆弱性ストレスモデル」という理論があります。
メンタルヘルス不調は、
個人の病気のなりやすさと、
ストレスを引き起こす環境が
絡み合って起こると考えるものです。
企業においては、個人の問題ではなく、
職場というシステムの問題と考えねばなりません。
つまり「心の弱い人の問題である」というのは
誤解であり、正しくは
【誰でもメンタルヘルス不調になる可能性がある。
職場の問題として対処する必要がある】
個人の問題と考えるのではなく、
・職場環境改善
・メンタルヘルス対策の周知徹底
・上司など監督者の管理能力や
対処能力の向上などの対応が必要です。
そしてメンタルヘルス不調者を
手遅れにならないうちに医療につなげる
システムを構築しましょう。
企業のリスクマネジメント・
メンタルヘルス対策に関するお問い合わせは
(株)セーフティゲート 076-220-6557
または info@safetygate.jp まで。
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